53rd Annual Meeting of Japan Society of Nursing Research

日本看護研究学会 第53回学術集会

会長挨拶

日本看護研究学会第53回学術集会

会長 藤田 君支

(九州大学大学院医学研究院保健学部門 教授)

時下ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。平素は一般社団法人日本看護研究学会にご支援を賜り、誠にありがとうございます。

この度、第53回日本看護研究学会学術集会を2027年8月21日(土)・22日(日)に、福岡国際会議場において開催させていただくことになりました。大変光栄に思うとともに、本学会役員の方々をはじめ、すべての会員、関係者の皆様に心より感謝申し上げます。

高齢社会の進展に伴う患者像の複雑化や医療現場へのAI・デジタル技術の拡張は、看護職を取り巻く環境を大きく変化させています。看護職はこれまで、人々の健康とwell-beingの実現に向け、経験知の蓄積と科学的根拠に基づいた実践に取り組んできました。しかしながら、社会の変化に柔軟に対応し、看護の専門性を発揮するため、これからは社会実装を推進していくことが大切です。そこで、本大会のテーマは「看護職に刺さるエビデンスの実装スキーム」と設定いたしました。本学会をはじめ、国内外で多くの看護研究が創出されていますが、看護職者がそのような研究成果を基に実践ガイドラインなどを作成し、活用することは限られているようにみえます。本学術集会を通じて、創出された知見を看護実践の場に持続可能な形で展開していく橋渡しの機会を提供したいと考えています。

一般社団法人日本看護研究学会は広く看護学の教育、研究の進歩発展に寄与することを目的に発足し、国内の看護系学会の中で最も長い歴史を持っています。会員数は約6000人で、全国5つの地方会も地域の看護職の交流活動の場となっています。学術集会では毎年、看護教育・研究者、病院や地域の看護職者、コメディカルの方々など、多くの方にご参加いただいております。

本大会におきましても、看護研究に携わる方々はもちろん、臨床や地域で看護を実践されている多くの皆様にご参加いただき、研究成果を実践に生かすための活発な意見交換が行われることを期待しております。

皆様におかれましては、本大会へのご参加を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。また、所属施設や地域で活動されている看護職者、保健医療福祉関係者の皆様にも広くご周知いただき、本大会をともに盛り上げていただけましたら幸甚に存じます。

福岡の地において、多くの皆様とお目にかかり、看護研究の成果を看護実践と社会のよりよい未来につなげるための議論を深められますことを、心より楽しみにしております。